RIITレポート 「感染拡大下に急激に減少した中国からの輸入」
RIITレポートNo.2「感染拡大下に急激に減少した中国からの輸入」を公開しました。世界では新型ウィルスCOVID-19のパンデミック(世界的な大流行)が拡大しています。前回のレポートで伝えたように,2020年2月の時点で日本の中国からの輸入は,前年同月に比べ,ほぼ半減しました。2月下旬には,日本の自動車工場のいくつかが中国からの部品調達の困難さを理由に生産を休止しました。また,国産比率が低い不織布製マスクの品不足を懸念した消費者が買いだめに走りました。そして,日本国内では,外国にマスクの生産を過度に依存していると批判が高まり,政府はマスクの国産化のため,民間企業に支援しはじめました。危機において,必要なモノを人びとに供給することはとても大事なことです。その役割を担うのは,政府なのでしょうか,それとも市場なのでしょうか。あるいは,国際社会でしょうか。
私たちの社会は,海外と連携してモノを作り,ときには輸出し,ときには輸入して,皆がメリットを得ています。これが経済のグローバル化です。この危機の真っただ中にある中国から日本の輸入はどのように変化したのでしょうか。これについて,レポートNo.2にまとめています。
RIITではCOVID-19 の国際貿易に与える影響と国際社会の動向に注視し,順次レポートを公開していく予定です。ぜひご一読ください。
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