RIIT レポート「新型コロナウイルス が日本の輸送手段の選択に与えた影響:中国のケース」
RIITレポートNo.3「新型コロナウイルス が日本の輸送手段の選択に与えた影響:中国のケース」を公開しました。新型コロナウイルス(COVID-19)により,多くの経済活動が負の影響を受けています。たとえば,人の国際的な移動が制限されており,ほとんどの旅客機では空席が目立つ状態になっています。そのため,旅客機の便数が大幅に減っています。これは,航空会社の業績だけではなく,航空輸送容量の減少により国際貿易にも大きな影響を与えています。
この状況を打開しようと,航空関連会社は客室にマスクなどの医療物資を積む新しい戦略を打ち出しました。平時において,日本では海上輸送でモノが貿易されることが多いですが,米中貿易戦争の影響から海上輸送容量が少し前から減少しています。さらに,このCOVID-19の感染拡大の影響により,海上輸送容量が減少したことから,日本では急を要するモノの輸送手段は,航空輸送へシフトし始めています。今回のような危機下において,航空輸送容量を確保することは,危機時の国際貿易円滑化に資すると考えられます。
RIITではCOVID-19 の国際貿易に与える影響と国際社会の動向に注視し,順次レポートを公開していく予定です。ぜひご一読ください。
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